認められない気持ちを受け入れる
以前、とても印象的な3枚引きのセッションをしたことがありました。
3枚引きセッションは、インナーチャイルドカードを3枚引いて、
①現在のテーマ
②自分の行動をブロックしているもの
③成功するためにどんな行動を取るべきか
をセッションします。
そのセッションでは、ある男性にセッションを依頼されました。
男性はセッションを望まれたにもかかわらず、
言葉少なく、反応もあまりなく、最初、私は当惑しました。
でも私は、そのことから、とても良い勉強をしました。
<ソード9>
彼が引いた最初のカードは、画像中央「ソード9」でした。
カードの印象をお尋ねすると彼は、
「怪物がいて、それを剣で防いでいるけれど、
実は、その剣が自分を閉じ込めてしまうことになっている。」
と言われました。それ以上は、特になにも言われませんでした。
そこで、カードには、
「自分の硬直した見解で自分を武装していることに気づく」
と言うメッセージがあることをお伝えしました。
その男性に、「そう言う傾向はありますか?」とお尋ねしました。
彼は、硬い表情のままで、
「いえ、そんなことはないです」
と、答え、それ以上は何も言われませんでした。
<ソード2>
次のカードは、画像左の「ソード2」でした。
彼は、「戦争ですね。戦っている感じです。」とだけ言われました。
それからは、無言でした。
このカードには、「『古い考え』対『新しい考え』のような、
相対する考えから、どちらかに決める時」
と言うようなメッセージがあります。
何か葛藤するものがあるなど、思い当たることがあるか、お尋ねしました。
でも、彼は
「いえ、特にありません。」
と硬い表情で答えられました。
<ソード3>
三枚目のカードは、画像右の「ソードのガーディアン」がでました。
彼は、「甲冑がありますね。でもバラの花が咲いているし、
戦争が終わって、平和が来ましたね。でも、剣のカードばかりですね。」
と言って、苦笑されました。
このカードは、「大天使ミカエルがネガティブな意識に勝つために動いてくれている」
「疲れていたり、しんどい人が引くことがある」と言うメッセージがあるので、
「今、疲れていたり、悩んでいたりされていますか?」とお尋ねしました。
また、どのカードの印象からも、
人を遠ざけて、心を閉ざしているような印象を受けたこともお伝えしました。
その時、意外にも彼の表情が初めて緩んで、笑顔になり、
「その通りです。自分の気持ちを隠すつもりはなかったのですが、当たっています。」
と言われました。
ソードのガーディアンには、
「しんどいけれど、バックに目に見えない存在で守ってくれる人がいるから大丈夫」
と言うメッセージがあることをお伝えすると、彼は、また笑顔になって、
「『人を遠ざけ、心を閉ざしている』
実は、自分のそう言うところが気になっていたんですよ。
守ってくれる人がいるのですね。
そうですか~、気になっていたことを認めたら、
なんだか気分がスッキリしました」と言われました。
最初は、何を問いかけても彼は、
「いいえ、別に」
「特になにも」
と言う反応しか返ってこず、表情も硬いままでした。
わかっていても認めたくない時があること、自分で自分の問題を認められたとき、
少し気持ちの整理がつくと言うことを、その時のセッションで学習しました。
とても貴重な経験でした。
硬かった彼の表情が緩んで笑顔になった時のことを今でも覚えています。
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場所:珈琲館 京都東本願寺前店
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セッション料金:¥1,000(20分、3枚引きセッション)
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