わかっていても認めたくない時･･･

先日、知り合いの男性から「インナーチャイルドカードセラピーしてくれる？」と言われ、セラピーさせて頂きました。今ひとつ、男性の反応が鈍く、焦りましたが、実は、そのことから、私は、とても良い勉強をしました。

＜カード１＞

彼が引いた最初のカードは、画像中央「ソード９」でした。カードの印象をお尋ねすると「怪物がいて、それを剣で防いでいるけれど、実は、その剣が自分を閉じ込めてしまうことになっている。」と言われました。

このカードは、「自分の限定的な考えや硬直した見解で自分を武装していることに気づく」「古い思考から出て、新しい所に行く」と言うメッセージがあります。

その男性に、「そう言う傾向はありますか？」とお尋ねしました。彼は、硬い表情のままで、ピンと来られていない様子でした。

＜カード２＞

次のカードは、画像左の「ソード２」でした。彼は、「戦争ですね。戦っている感じです。」と言われました。

このカードは、「『古い考え』対『新しい考え』のような、相対する考えから、どちらかに決める時」と言うようなメッセージが、あります。何か葛藤するものがあるなど、思い当たることがあるか、お尋ねしましたが、「いえ、特にありません。」と硬い表情で答えられました。

＜カード３＞

三枚目のカードは、画像右の「ソードのガーディアン」がでました。彼は、「甲冑がありますね。でもバラの花が咲いているし、戦争が終わって、平和が来ましたね。」と言われ、「剣のカードばかりですね。」と言って、苦笑いをされました。

このカードは、「大天使ミカエルがネガティブな意識に勝つために動いてくれている。」「疲れたり、しんどい人が引くことがある」と言うメッセージがあります。

「今、疲れていたり、悩んでいたりされていますか？」とお尋ねしました。また、どのカードの印象からも、人を遠ざけていたり、心を閉ざしているような印象を受けたこともお伝えしました。

その時、彼の表情が初めて緩んで、笑顔になり、「その通りです。自分の気持ちを隠すつもりはなかったのですが、全部当たっています。」と言われました。

ソードのガーディアンには、「しんどいけれど、バックに目に見えない存在で守ってくれる人がいるから大丈夫」と言うメッセージがあることをお伝えすると、彼は、また笑顔になって、「そうですか～、実は、自分のそう言うところが気になっていたんですよ。なんだか気分がスッキリしました。」と言って下さいました。

実は、何を問いかけても「いいえ」と言う反応しか返ってこず、表情も硬いままだったので、内心焦っていた私ですが、わかっていても認めたくない時があること、自分で自分の問題を認められたとき、少し気持ちの整理がつくと言うことを、今回のセラピーで勉強しました。

とても貴重な体験をした久夢のインナーチャイルドカードセラピーセッションでした。